創薬の成功率は3万分の1と極めて低い

創薬が開発され、完成するまでには、膨大な時間と莫大なお金がかかると言われています。
しかし、これだけ時間をお金をかけても、成功率はすごく低いのです。
どれぐらい低いのかというと、なんと成功率は3万分の1と言われています。

創薬のプロセスを役割分担する

1つの新薬が完成するのに、平均で10年以上の年月と数百億円以上の開発費が必要と言われています。
つまり、新薬を開発する企業は、多額の資金力と強固な経営基盤が存在しなければ、不可能だという事です。
しかも、成功率は3万分の1ですから、成功する保証もどこにもありません。

そのため、1つの企業で全てを負担するのは、厳しいのが現状で、役割分担する企業も登場しています。
どういう事かというと、バイオベンチャーの企業が、研究開発を行い、その新薬の候補の中から、医療ニーズの高いモノ、成功率の高そうな新薬を買取り、臨床試験と、承認、販売までを行う企業に分担するのです。

役割分担をする事で、前者の企業は臨床試験、承認、販売などに時間を取られる事無く、新薬の研究に専念できるのです。
後者の企業は、自社で研究所を持つ必要がなくなるため、大幅な経費削減となります。
それぞれが得意分野に専念する事が出来る為、新薬開発までの期間が短縮され、コストも削減する事が可能になります。

成功率をアップするために

バイオベンチャー企業は、世界で4000社ほどあると言われています。
ですが、新薬の開発が上手くいかず、その多くは次々と倒産し、また新しいベンチャー企業が設立している現状です。
倒産していないベンチャー企業でも、90%以上の企業は赤字経営という実態があります。

その原因は、3万分の1と言われる新薬の成功率の低さにあります。
ですが、先ほど紹介したように、プロセスを役割分担する事で、リスクを抑える事が出来、結果として成功率のアップにつながります。

またベンチャー企業の方も、新薬を開発するためのプロセスの中で、新薬のタネを作る段階で、スクリーニングを行うコンピューターシステムの機能の向上や、AI技術の進化に伴い、成功率の高い新薬の開発が期待されています。
「昔は成功率が3万分の1だった」「そんな状況考えられない」と言われる時代が近い将来に訪れて、病気で苦しむ人が新薬により大幅に減少する、そんな時代になって欲しいですよね。